撮影場所:樹上小屋付近 続きをみる
【活動報告】種の保存などを目的とした獣害対策や災害に強い森林づくり
活動報告【環境保全】
●種の保全などを目的とした獣害対策
森林の伐採、地球温暖化、外来種の進入などにより、世界では絶滅危惧種が増え
続けています。生体保護のために、国内でも様々な活動が行われていますが、
絶滅を止めるまでには至らず、さらなる保護・保全が期待されています。
赤城自然園では、シカによる食害が多発し、園を代表する植物のシラネアオイ、
レンゲショウマ、ヤマユリなど、広範囲にわたり深刻な被害を受けました。
また、イノシシによる被害も多く確認され、どう保護していくかが課題となっています。
現在考えられる対策の一つとして現状の外柵強化、食害にあった種は、
できる限り園内で生まれた更新株や個別に保護した株達の力を信じ利用します。
それでも再生の見込めない種に関しては、外部から持ち込み、一から育てていきます。
●災害に強い森林づくり
山に木を植え、大切に守り育てられてきた森林は、林業の衰退により、
適切な管理が行われずに放置されたり、荒廃が増えています。
局地的な集中豪雨の頻発や地球温暖化などの課題も多く発生しています。
群馬県では、私たちの生活に様々な恵みをもたらしてくれる豊かな森林を
県民共有の財産ととらえ、この大切な森林を守り、育て、次世代に
引き継ぐために「ぐんま緑の県民税」を導入。
当園もこの制度を利用し、未公開エリアの森を整備することとしました。
必要な手入れを行うことで、日が差し込み、地表の植生が豊かになり、
土壌浸食を防ぎ、水を貯える力が増します。
木も元気になり二酸化炭素をたくさん吸収できるようになります。
赤城自然園の活動にご理解いただき、ご支援くださいますよう何卒よろしくお願いいたします。
永久不滅ポイントでご寄付いただけます。